帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は50歳以上で増加し、80歳までに日本人の約3人に1人が発症!!
帯状疱疹の発症には、加齢が関係しており、日本人では、50代から帯状疱疹の発症率が高くなります。
50代、60代、70代と発症率は増加し、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。
帯状疱疹の年代別の発症率
帯状疱疹の問題点
- 高齢者は重症化リスクが高い。
- 肺炎などの合併することがある。
- 後遺症として神経痛が残ることがある(高齢者ではこの頻度は増します)。
- 2回以上帯状疱疹になることもあります(5%程度と頻度は多くはない)
- 帯状疱疹を人にうつすことはありませんが、免疫がない場合には、水ぼうそうとしてうつります(水ぼうそうの既往のない方、特に小さな子供には接触しないように注意しましょう)。
おおよそ10人に1人の方が後遺症で悩む
- 帯状疱疹の治療経過で最も困ることは、神経の痛みが後遺症として残ることです。
- 帯状疱疹の皮疹(水疱など)が消失し、帯状疱疹が治癒した後も続く痛みを帯状疱疹後神経痛といいます。
- 帯状疱疹の合併症としては最も頻度が高く、3ヵ月後で7~25%、6ヵ月後で5~13%の人が発症しているという報告もあります。
- 帯状疱疹後神経痛の代表的な症状は、“持続的に焼けるような痛みがある”、“一定の時間で刺すような痛みを繰り返す”といったものです。
帯状疱疹で困らないためにワクチンを
- 帯状疱疹の予防を目的としたワクチンの有用性が報告されるようになり、2016年3月に日本においても承認されています。
- 2023年6月より、犬山市においてワクチン補助が受けられるようになりました。
- 補助を活用して、積極的にワクチン接種をご検討ください。
生ワクチンか不活化ワクチンか悩む方へ
◎やや効果と持続性に劣るが、安価に接種したい。
◎1回で済ませたい。
◎副反応が少ない方がいい。
生ワクチンを接種
◎抗がん剤や免疫抑制剤を使用している方。
◎高額となり、接種が2回必要となるが、十分なワクチン効果と持続性を獲得したい。
不活化ワクチンを接種